ニュースリリース
2023年12月28日
プラントベース代替かつお節の開発に成功しました
池田糖化工業株式会社は、持続可能な和食文化と多様な食の志向に貢献すべく、プラントベース代替かつお節の開発に成功いたしました。
【プラントベースフードとは】
動物由来の原材料を配合せず、植物由来の原材料を使用した食品のことをいいます。
近年の健康意識の高まり、たんぱく質の供給不足、環境負荷の深刻化等を背景として、プラントベースフードへの関心が高まっています。
【プラントベース代替かつお節の意義】
持続可能な植物由来原材料のみで構成することで、かつお節を使用した和食文化の持続と、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献します。
加えて、動物由来原材料を使用しないことで、菜食主義や健康志向といった、多様な食の志向にも貢献します。
【当社の技術】
当社では、長年にわたる食品中間原材料の開発・製造における知見から、植物由来原材料からかつお節風味を発現する手法を開発いたしました。
加えて、大豆タンパクを主原料とし、かつお節のような固さで切削可能な基材を製造する手法も開発。この2つの特許出願済の手法の組み合わせにより、香りや風味はもちろん、見た目にもかつお節を再現することに成功しました。
尚、本プラントベース代替かつお節は、2024年中の販売開始を目指し、生産体制の確立を行っております。
【最後に】
2024年に創業120周年を迎える当社は、その長きにわたり蓄積された知見と技術を活かし、市場の課題を解決する商品開発を引き続き行って参ります。